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腰の死

厳しくも優しい看病をする弟子の図です。


20代なのですが思いっきりぎっくり腰になってしまったので、以下痛くて寝られなかったときに書き始めた経過です。


◾️健康保険証と数万円の現金は常に持ち歩いた方がいい

明らかに普段の姿勢の悪さのせいで微かな腰痛がある中、普通に屈んだら腰バキッてなりました。

外だったので一番近くの整形外科に自力で行ったのですが、大人なのに健康保険証と現金を全然持ち歩いてなくて情けなかったです。

苦しい思いをしながらコンビニに下ろしに行って、預かり金として診察料を払い、後日保険証を持って行って返金してもらうことになりました。

レントゲンを撮ってもらい、写真で見る限り病気ではないことや、今週は仕事を休んでほしいこと、座ってたら治らないということ、寝るときの楽な姿勢などを聞き、コルセットと痛み止めの薬を貰ってまた自力で帰りました。


◾️全然タクシーとか使った方がいい

わりと無理して帰ったので(タクシー使うとかの発想がない)、帰宅して何もできずにベッドへ。

この寝る姿勢に入るのも体感的には命がけで、激痛が走らない体勢を恐る恐る探りながら寝る感じです。

整形外科で教えてもらった楽な姿勢は、「横向けに寝て足の間にタオルかクッションを挟む」というやつなのですが、あんまり楽かどうかわからなかったです。どの体勢取っても痛いから

(コルセットも楽かどうかよくわからない…)

ただ、膝を立てずに仰向けに寝るのは腰に負担がかかるそうです。


◾️スマホの電源切れたら孤独で泣くと思う

屈んで何かをするのは死ぬほど痛かったけど、ネットがなければ孤独に耐えられないと思い、充電だけは確保しました。

食事より何よりインターネットを優先してしまった

とりあえずTwitterLINEで近しい人に伝えて、翌日姉が食事などを持って来てくれることになりました。

痛みで寝れたもんじゃなかったので、とにかく娯楽が欲しくてkindleで気になってた小説や漫画を買って読みました。

朝方少しだけ寝れました。


◾️食欲は全然ある、食べる体勢がムズイだけ

姉が来てくれて、ウイダーinゼリーとかパンとかおにぎりを食べることができました。

24時間ぶりくらいの食べ物に大いに喜んだ。

(家の冷蔵庫に食べ物はあるけど、とにかく屈んで物を取ることが苦痛すぎた)

ゼリー飲料は最悪寝ながらでも食べられるし、こぼしにくくて汚さないし便利

水分は、トイレに行くのもめちゃくちゃ勇気と根気がいるのでなるべく摂らないように、でも摂らなさすぎるのも怖いので断続的な浅い眠りの後にちびちび飲んでというのを繰り返してました。

ストローあればペットボトルに挿して使えるし便利だと思います。なかったので毎回ちょっとこぼしながら飲んでたが


◾️お風呂はもう治ってからでもええやろ

寝込んで二日目、昨日よりは確実にマシになっている!

立つ瞬間はすごく痛いけど、それでも立つのが昨日ほど怖くないし、一旦歩く姿勢に入れたら完全に「普通の腰痛」程度の痛み。

夜、父が来てくれて(うちの家族は全員関西圏内でバラバラに一人暮らしをしている)、介護用の汗拭きシートとドライシャンプーを持ってきてくれました。

姿勢を工夫すれば着替え程度はできるけど、ちゃんと風呂に入るのはまだ怖い!

この世に「風呂に入れない人」を想定したグッズがあることに感謝


◾️時間が経てばちゃんと回復に向かう

初日は「このままだったらどうしよう」という不安でいっぱいだったけど、三日目夜にはもう強めの筋肉痛くらいの痛みになってました。

姿勢によっては壁などに掴まらなくても立てる。もうあの激痛はない。

回復してからは、ずっと休んでるより歩いた方が筋力が弱らなくて良いそうなので、「普通に歩けるな〜」と思ったら買い物とか散歩とか行って大丈夫っぽいです。

少しだけどキッチンで作業したり、シャワー浴びたりできました。


◾️注射とか電気療法とか今後の対策とか

1週間近く経って、仕事にも復帰してみたのですがやはり一日中活動するのはしんどくて、5分もじっと座れない感じでした。

帰りに同じ整形外科に寄ったら炎症を抑える注射と痛みを和らげる電気療法をしてもらいました。

楽にはなったのですが、マッサージや電気療法の治療は続くっぽいです。

そんな長期的な感じなのと思ってたら「一度ぎっくり腰になるとその後の人生はぎっくり腰との戦いやで」と言われました。泣く。

腰痛対策を色々聞いたので備えます。ぜったい再発したくない…。

「冷え・疲れ・寝不足・ストレス」が重なると再発可能性が高いらしいです。

暖かくしてよく休みよく寝ます

あと首と肩もやばいと言われたので、しばらくお絵描きの頻度も下げよう…と思いました…


◾️10日〜2週間くらいでほぼ元通りに

なかなか完治しなくて、仕事してると夕方までに限界が来る日が数日続いて不安だったのですが、2週間越えた途端急にマシになって、座り続けても平気になり、自転車も長距離乗れて嬉しかったです。

とはいえ調子に乗って座り続けるとまた悪化すると思うので、頻繁に立ってストレッチしてます。


◾️体調崩したときの備えは大事

ちゃんとしてる人は言わずとも備えていると思いますが

ゼリー飲料や非常食くらいは常に用意しとこうと思います。

あとは日常起こりうる症状の市販薬やタオルを一箇所にまとめとくとか?なるべくベッドから取りやすい位置に

床に物を置くのもなるべく避けねばなりませんね。

ちゃんとしてる人は言わずともだと思いますが


◾️ソファとかクッションってあった方がいいね

座るとき腰を丸めたり変にもたれたりするのが悪いのは当然として、自分の家には椅子とベッドはあるけどクッションやソファがなくて、つまり完全なオンと完全なオフしかないので、ゆったり座る場所が無い。

椅子に座ってデスクで絵を描き(このとき徐々に姿勢が崩れていく)、疲れたらベッドで壁にもたれて絵を描き、さらに疲れたら寝そべる、というローテだったので、さもありなんという感じですよね。

わかってはいたのですが、こう、「歳を取るまでの間に長期的に治さなきゃいけない癖」くらいに思ってたし…  腰を悪くする人って漫画家とかイラストレーターとか一日中絵を描くプロの人のイメージやったし

なんとか、なんとかします



以上です。

まだ一日働くと微腰痛は起こるけど、なんとか回復してよかったです。

でも2週間体調不良が続いたことで予定がいくつか飛んで悲しかったです。

再来週の関西コミティアには行けそうです。

いや行く、行けるようにこの調子を保ちます。

原稿は終わりました!行くぞ!!